「PR施策」と聞いて真っ先に思い浮かぶものは何でしょうか?Web広告、サンプリングなどさまざまですが、「テレビCM」が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
テレビCMの強みは、何といってもそのリーチ力。情報を届けられる人数・1リーチあたりのコストでは、他メディアを圧倒しています。
今回は、そんなテレビCMの効果を最大化するポイントや効果測定の方法をご紹介します。
テレビCMの2つの効果
テレビCMのおもな効果は以下の2つです。
・認知度・ブランドイメージの向上
・商品・サービスの売上アップ
<認知度・ブランドイメージの向上>
テレビCMは認知獲得・ブランディングに長けたメディアです。
日本民間放送連盟が2022年に発表した「テレビの広告効果に関する研究」第2回調査結果によれば、インターネットの動画広告で1人に広告認知をしてもらうのに必要なコストは25.8円。それに対してテレビCMは1人あたり5.6円と、必要なコストは動画広告のわずか5分の1ほどです。
圧倒的なコストパフォーマンスで多くの人に情報を届けられるテレビCMは、認知の底上げに非常に効果的といえます。
さらに、テレビCMはインターネット広告よりも考査の基準が高く、内容への信頼性が高いのも特徴。つまりテレビCMの放送は、それ自体が企業・商品のブランディング効果にもつながるのです。
<商品・サービスの売上アップ>
実は、認知獲得だけでなく「購買の意思決定」にも影響をおよぼすのがテレビCM。「テレビの広告効果に関する研究」第2回調査結果によれば、「購入したいと思うきっかけになったメディア」という設問で、テレビCMはインターネット動画広告の4倍以上のスコアを記録。
テレビCMは、認知拡大施策としてだけではなく、売上向上という点においても有効なのです。
また、テレビは家族で視聴することも多いため、大きな買い物やリフォームなど「家族単位の意思決定」が必要な商材などは特にテレビとの相性が良いといえるでしょう。
「テレビCMで効果が出ない!」失敗するよくある2つの原因
適切に活用すれば高い効果が期待できるテレビCMですが、なかには期待していた効果が出ない場合や早々に放送を終了してしまう場合も。
失敗の原因としてよくあるのは、以下の2点です。
・制作・放送コストをかけすぎている
・メッセージがターゲットに伝わっていない
<原因① 制作・放送コストをかけすぎている>
人気タレントの起用・有名なプロデューサーへの依頼・複数バージョンの制作など、CM制作はコストをかけようと思えばいくらでもかけることが可能です。しかし、高いコストをかけたからといって、必ず高い効果が出るとは限りません。
お金をかけるほど豪華な内容になる傾向はありますが、限られた予算のなかでできることを考えることも同じくらい重要です。
<原因② メッセージがターゲットに伝わっていない>
商品やサービスには「この年代・こんな特徴を持つ人に知ってほしい」といったターゲット層があります。そのターゲット層からの知名度が低いタレントや言葉を使用しても、あまり高い効果は期待できません。たとえば、中高年がターゲットなのに、若者向けのデザイン・言葉を使った内容では商品の魅力が十分に伝わりません。
また、作り手目線に偏りすぎてしまうのも失敗のもと。作り手が当たり前に使っていても、視聴者には意味が伝わらない表現や言葉は意外とたくさんあるものです。
ターゲットである視聴者にとって分かりにくい内容のテレビCMだと、放送しても思うような効果は得にくいので、注意が必要です。
テレビCMで効果を出すために必要な2つのポイント
テレビCMで効果が出ない原因を2つご紹介しましたが、逆にいえば
・費用対効果を踏まえて制作・放送の予算を設定する
・ターゲットにわかりやすい企画・設計を行う
というように、失敗ポイントを避ければ高い効果が期待できるということ。
それぞれ、具体的にどのような対策を行えば良いのか見ていきましょう。
<ポイント① 費用対効果を踏まえて制作・放送の予算を設定する>
いくらでも料金をかけられるテレビCMだからこそ、設定された予算のなかでできる最良のクリエイティブを検討することが重要です。
どのような内容にするか・どのような番組で流すかによって料金は大きく変わるため、工夫によっては費用を予算内に抑えつつ良い効果を得られる可能性も高まります。
「人気タレントを出せばバズるかも」など、採算度外視での一か八か賭け事のような施策はリスクをともなうので要注意です!
<ポイント② ターゲットにわかりやすい企画・設計を行う>
テレビは幅広い層に情報を届けられるメディアですが、事前に「この層に特に訴求したい」というターゲットをある程度ハッキリさせておくことも大切。ターゲットに分かりやすい企画・設計を行い、「買いたい・利用したい」と思わせるメッセージを届けることが大切です。
単に「30代の子育て中の女性」「老後が気になり出した中高年」など、大まかな層で考えることに加え、「どのような仕事・立場の人か?」「どのようなことに悩んでいる?」「休日の過ごし方や趣味は?」など、ターゲットを細かく設定することで伝えたいメッセージがさらに明確になります。
テレビCMの効果測定
効果測定が難しいイメージがあるテレビCM。ここでは、メ~テレで実施している効果測定の方法を1つご紹介します。
<指名検索数・Webサイトへのアクセス数で測定>
テレビCM放送後の企業名・商品名の指名検索数やWebサイトへの来訪者数の増加量を分析することで、テレビCMの効果を測定する方法があります。
テレビは「認知の拡大」が得意なメディアのため、検索数やホームページへのアクセス数の増加は効果のごく一部ではありますが、過去メ~テレでテレビCMを放送した企業のなかにはWebサイトのアクセス数や問い合わせ件数が大きく伸びた企業がたくさん。
15秒・30秒という短い時間でも、しっかりと訴求内容を伝えることで「もっと知りたい」と検索に誘導することが可能です。
はじめてのテレビCMは、メ~テレにお任せ!
今回ご紹介したとおり、テレビCMの成功には
・明確なターゲット設定
・ターゲットに伝わりやすい内容でのCM制作
・CMを放送する番組を決定
・放送後の効果測定
などが大切。
しかし、これらを一人で完璧にやるのは難しいのも事実です。
そこで、メ~テレなら「ターゲットに届くCM内容のご提案」から制作・放送、さらには放送後の効果検証まで、一気通貫で完全サポート。開局から60年以上蓄積されてきた制作ノウハウを活かし、はじめてのCMでも安心してお取組みいただけるよう伴走いたします。
メ~テレでのテレビCM制作は、数十万円から可能。
これまでのテレビCMの制作実績は、こちらをご覧ください。テレビCMの出稿を試してみたい方は、ぜひ下のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。