広告と一口に言ってもさまざまな種類があります。企業が広告を作る際には、それらのメリットやデメリットなどを見極めながら選択しなければいけません。
今回は、数ある広告の中から、「マス広告」という形態について詳しく解説していきます。
マス広告とは
「広告」というと、皆さんは新聞やテレビなどで流れている企業や商品の宣伝を思い浮かべるのではないでしょうか。
そのような広告は、不特定多数の大衆(マス)に向けて届けられます。これを「マス広告」と呼び、長らく広告形態の主流となってきました。近年では、広告を表示するターゲットを絞って広告を打ち出す「デジタル広告」などの手法もあります。
マス広告とデジタル広告は、どちらにもメリットがあり目的に応じた使い分けをすることで高い広告効果が見込めます。
マス広告のメリット
デジタル広告が普及している今でも、マス広告は依然として効果を持っている広告形態として重宝されています。ここからは、マス広告のメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①大勢に対して認知拡大ができる
マス広告はターゲットを絞らず、不特定多数に向けて企業情報や商品情報などを宣伝することができます。「テレビCMで見たことがある」という印象は、他の類似商品との差別化において大きな強みとなります。
「テレビ離れ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、依然としてテレビの力は侮れません。
例えば、2022年度に世帯視聴率3冠を獲得したテレビ朝日のプライム帯(19~23時)個人全体視聴率は平均5.6%。これは、日本の人口を1.2億人とすると約670万人の視聴に相当します。さらに録画視聴などを考慮すると、実際の視聴相当人数は更に多いと言えるでしょう。
他のメディアにはない圧倒的なリーチ力は、マス広告の大きなメリットの一つです。
メリット②クリエイティブ品質によって認知されやすくなる
近年は、商品をアピールするための広告のクリエイティブも非常に多様化しています。その商品を強く印象づける音楽やキャッチコピーを付けたりキャスティングを工夫したりすることによって、企業・商品のブランディングを同時に行うことも可能になります。
ターゲットを絞らず多くの人に情報を届けられるマス広告だからこそ、ブランディングとの相性は非常に良いのです。
その点で、マス広告は単に売上や利益を伸ばすだけでなく、企業のイメージを上げるためにも有効と言えるでしょう。
マス広告の種類
続いて、マス広告について更に細かく解説します。マス広告の中から「テレビ・新聞・ラジオ」の特徴を、それぞれに合った目的と合わせてご紹介します。
種類①テレビCM
マス広告と聞いて多くの人が真っ先に思いつくのはテレビCMでしょう。上で述べた通り、年代・性別などを問わず誰もが視聴ターゲットとなるテレビのリーチ力は、他のメディアを圧倒します。
「テレビCMは高い」というイメージを持たれがちですが、放送エリアやCMのクリエイティブを工夫することにより費用を抑えることが可能です。
種類②新聞・雑誌広告
「マス広告の持つ幅広い層へのリーチ力を確保しつつターゲットも絞りたい」という方には新聞・雑誌広告もおすすめです。
新聞の読者にはシニア層が多く、シニア層に向けた商品のPRには非常に相性が良いメディアです。また、雑誌は内容によって明確にターゲットや読者層が異なるため、自社商品との親和性が高い雑誌での広告掲載は高い効果が見込めます。
たとえば、車に関連した商品を発売している企業ならば、ドライブコースや新車の情報などを取り扱っている雑誌に広告を出稿することが考えられます。
種類③ラジオ広告
ラジオ広告は、より集中して聴いてもらいやすい・比較的安価に制作できるなどのメリットがあります。
言葉と音楽だけで広告が構成されるからこそ、聴いている人の想像力を搔き立てるような広告を造ることも可能です。
また、放送エリアが細かく区切られているため、スーパーのセール情報などのローカルな話題を広告として放送しやすいのもポイントといえます。
マス広告の依頼先
広告の出稿には、さまざまなステップを経る必要があります。
まず、「広告会社(広告代理店)を経由して依頼・マスメディアに直接依頼」という依頼先の選定が必要です。それぞれの特徴についてご紹介します。
大手の広告会社
広告会社は、企業とマスメディアの仲介をしています。
広告会社を経由することで、出稿するメディアの選定やCM制作などのステップをよりスムーズに進めることができます。もちろんそれらの作業に伴う手数料はかかりますが、ある程度まとまった予算を確保できるのであれば、広告会社に依頼することで広告出稿にかかる手間を大きく減らすことができます。
マスメディア(直接依頼)
テレビ局の中には、グループ企業に広告会社的な機能を備えた会社を運営している局もあります。広告のクリエイティブ制作から実際の放送まで一気通貫でのサポートが可能なため、こまめなやり取りが可能です。
できるだけコストを抑えつつ納得のいく広告を打ち出したいという企業には、うってつけの方法と言えるでしょう。
初めてのマス広告はテレビCMがおすすめ
もしマス広告を初めて出すのであれば、圧倒的多数にリーチ可能なテレビに出稿するのがオススメです。また、日本全国を対象とするとその分莫大な予算が必要になるため、まずはローカル局でのCM放送から試して広報戦略をブラッシュアップするのが良いでしょう。
ローカル局というと視聴人数が少ないイメージがありますが、例えば、メ~テレの放送エリアは現在愛知県・岐阜県・三重県の3県です。エリアの人口は合計約1,129万人。個人全体視聴率1%でも11万人以上の人が視聴している計算になります。このように、ローカル局の中でも、放送するエリアを検討することで十分多くの人に情報を届けることは可能です。
東海エリアのテレビCM制作・放映は名古屋テレビ『メ~テレ』にお任せ!
今回はマス広告について、特徴やメリット、メディアごとの出稿形態などさまざまな観点から解説してきました。
マス広告は魅力的だけど、それだけ多くの人に見てもらえるような広告を作れるか不安だという企業もいるかもしれません。
そういった方は、一度メ~テレにご相談ください。メ~テレの放送エリアはローカル局の中では非常に大きく、1,129万人が広告の対象となります。
また、テレビCMの制作からCMを放送する番組の検討まで、綿密に打合せを重ねますので、ぜひ初めてのテレビCMにはメ~テレをご検討ください。