優秀な新卒を採用したいと意気込みながらも、なにから始めていいかよく分からず困っている企業も多いのではないでしょうか。最近の採用活動の傾向や学生の動きなど2024年はさらに変化が加速しそうです。
新卒採用の成功の鍵はなにか、どんな対策を取るべきか悩んでいる人事担当者の方必見です。
こちらの記事では、2023年の新卒採用市場動向を振り返りつつ、2024年の新卒採用市場動向や取るべき対策をご紹介します。
【結論】2023年の新卒採用市場動向
新型コロナウイルスが少し落ち着いてきた2023年は、新卒採用市場は2022年以前に比べて流れが変わった点もありました。
特に新型コロナウイルスが流行っていた頃はオンラインが主流でしたが、2023年は対面型も取り入れたハイブリッド選考が増えています。
ここからは、2023年の新卒採用市場動向についてご紹介します。
オンラインとリアル(対面)のハイブリッド選考
新型コロナウイルスの影響もあり、2023年も説明会や面接などの選考プロセスは、オンライン化が増加していました。
会社の規模によっても違いがあり、ある程度大きい場合は最終面接まで対面式を行わず、すべてオンラインで済ませている傾向です。
オンラインでの選考が増加している一方、マイナビ 2023年卒学生就職モニター調査結果によると、対面式の選考の割合は75.6%(前年比4.6pt増)で企業全体で見てみるとやや増加しています。
効率良くオンラインでの先行を行いながらも、どんな人物かを直接確認するため、大切な場面では対面を選ぶ企業も多くありました。
新型コロナウイルスが第五類になった影響もあり、対面の面接も増えています。
リアルな口コミ・情報を重視
各社自社のホームページを持っていて、学生はホームページで採用情報をチェックします。しかし、ホームページの情報は参考にはするものの、すべてを信用するわけではありません。
現代の学生は、口コミを調べるのが当たり前の時代で育っています。良いことばかりが並んでいるホームページの採用情報よりも企業のSNSや動画配信を見てリアルな情報を求める動きが強まっています。
在籍社員のリアルな話を聞いて決断し、リファラル採用で内定を決める学生もいます。
ほかにも、企業の人事や担当者との接点を持つことができるインターシップの参加者数も増加傾向にありました。
【予想】2024年の新卒採用市場動向
2023年に比べて2024年は同じような動きをするのか、少し変わってしまうのかわからず不安に感じている企業も多いでしょう。
オンラインが定着しているため、対面だけではなくオンラインも取り入れた面接やインターシップは継続的に行われる予想です。
ここからは、2024年の新卒採用市場動向の動きについて予測します。
採用活動のさらなる早期化
2023年の時点でも就職活動で内定を決めるために、早期に動いている学生が多くいました。
特に、2023年卒では6月以前に就職活動を始めた学生数が、前年卒よりも1割も増加しています。
早くから行動を起こすことに学生としてもデメリットがないため、今後もさらにこの傾向が強まると考えられています。
ほかの企業よりも採用活動に後れを取ってしまうと、すでに動き出している学生はそちらに行ってしまう可能性が高く不利です。
早期に活動している学生を自社に取り込むためにも、早めの採用活動を行うと良いでしょう。
オンラインを活用してのインターシップの開催も安易にできるようになったため、夏インターンシップに踏み出す企業も増える予測です。
SNSによる情報収集の強化
若者にとってSNSはなくてはならないツールで、毎日のように活用して情報収集を行っています。
就職活動に関しても例外ではなく、2023年も信頼できるツールとして活用されてきました。
2024年引き続き企業情報を新鮮なうちに手に入れられるSNSは、収集する手段としてますます重要視されていくと予測します。
HR総研×楽天みん就による2023年卒学生の就職活動動向調査によると、2023年卒就活生が最も利用したSNSは「Instagram」で、次点は「X(旧Twitter)」です。
実名を入れるFacebookではなく、気軽に利用しやすいSNSがよく利用されています。
2024年新卒採用で取るべき3つの対策
2023年以前に新卒採用を行い、失敗してしまった経験を持つ企業も多いかもしれません。
少子高齢化で新卒全体の人数も減っているため、優秀な学生は他社との奪い合いになります。
やみくもではなく、事前の対策が重要です。
こちらでは、2024年こそ新卒採用で成功するための、採るべき3つの対策について詳しくご紹介します。
対策①実践型インターンシップ
自社をよく知ってもらい、働きたいと思ってもらえるようにするためにも、実践型インターシップを行いましょう。
実践型インターシップとは、企業が現場で問題となっている課題に対し、学生と一緒になって実践的に問題解決に取り組むスタイルを言います。 リアルに働いている感覚がわかり、入社したらどんな風に働ければ良いのか体感できます。
いまいち実態がわからない企業と比べた時、より未来の自分を想像できるため自社を選んでもらえる可能性が高くなるのも特徴です。
夢だけを持って就職してしまうと、現実とのギャップに悩んで辞めてしまう学生も多いものです。
事前に体験しているため、実際に働く時のギャップも少なくなります。
ほかにも、学生と早期に接点を持てる点もメリットです。
対策②OB/OGのつながりを活かした大学訪問
OB/OGのつながりも上手に活用できれば、早期に学生とつながることが可能になり、コミュニケーションが取れるようになります。
すでに6月よりも前に就職活動している学生が多いため、最短でも1、2月頃には訪問しておくことが理想的です。
訪問する場合は、人が変わってしまうよりも、同じ採用担当者が行くのがベストです。
アプローチする時には、就職の支援を行っている大学の組織でもあるキャリアセンターか、OB/OGから教授にお願いしてもらえる研究室がおすすめです。
ほかにも、大学の就職担当教授へアプローチしてもらってつながるのも良いでしょう。
大学とのコネクションを形成することで、効率良く自社をアピールすることが可能です。
対策③採用適性検査のフィードバック
学生も不安な中で就職活動しているため、自分はどんな風に見られていて何が足りないのか知りたいと思っています。
採用活動を行う際に、学生へ向けて採用適性検査のフィードバックができると良いでしょう。
活動の中で採用適性検査のフィードバックを行うと、学生自身の評価ポイントや課題など会社に何を求められているのかを理解できます。
この企業は、自分のために親身に関わりを持ってくれて安心できると感じ、ほかの企業よりも入社意欲が高まります。
自社へ興味を持って働きたいと思ってくれる学生を増やしたいのであれば、早めに採用適性検査を行いフィードバックを実施しましょう。
ほかの企業よりも自分を理解してくれていると感じ、採用辞退防止にも役立ちます。
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